モステントの臭いを徹底解説

なぜ、モステントは臭いのか？

一般的にテントの素材や加工に使用される化学物質によって、臭いが発生することがあります。 それが「加水分解」です。

MRSがMOSSだった時代のテントは、テントの表面に塗られているコーティング剤が加水分解を起こしやすいものだったようです。 そのため、コーティング剤の劣化も早く、臭いが独特だったのでMOSS＝臭いというイメージが今も残っているわけですね。

本当に臭いの？

ネット上では、臭いと言われているモステントですが実際はどうなのでしょうか？モステントの買取がありましたので、実体験を元にレビューしていきます。
まず、収納袋に入っている状態では「少し匂う」程度でした。

次に査定をするために収納袋を開けてみます。「確かに匂う」に変わりました。 馴染みのある独特なあのモス臭ですね。

収納袋から完全に取り出してみると「臭い」の領域に入りました。 そして、生地を広げてみると3メートル先にいるスタッフからも「臭っ！」と言われました。 空気に触れる面積が多くなるほど、匂いの拡散スピードも早まり、充満していくようですね。 しかし、モス愛好家は口を揃えていうのです。「この匂いが堪らないんだ」

匂いがあるならベタつきもセット

匂いがあるということはコーティング劣化の発生を意味します。 実際に生地に触ってみるとやはり、かなりのベタつきがありました。 劣化が酷くなると生地と生地が張り付くこともあります。

このコーティングの劣化は、洗濯をすることで取り除くことができます。 しかし、同時に防水効果も失うため、自分でコーティング剤を塗るという手間も発生します。 また、モス特有の匂いが消えてしまうため、愛好家の間ではどんなに劣化しようともそのまま使用されている方が多いようです。

いかがでしたか？

古いMOSSテントは、匂いが空気拡散によって周囲にも届いてしまうほど強烈だということが分かったと思います。

MRSになってからのテントの匂いはそこまで酷くないようですが、一度このMOSS時代のテントの匂いを知ってしまうと虜になってしまいますね。

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